山行報告 土倉山(1384M)

頂上にて
山域・山名
早月川流域・土倉山(1384M 北緯36度40分28秒,東経137度31分2秒)
山行形態
山スキー(スノーシュー1名)
山行日
2005年2月27日
メンバー
宮崎、小林、金光、松井、酒井、奥村、山岸、中島、奥野(L、記)
コースタイム
上市町役場発 6:18 = 伊折橋 6:48〜7:10 → 尾根取り付き点 8:11 → 頂上 13:20〜14:07 → 林道 15:40 → 伊折橋着 16:17
林道を行く 小薮のうるさい急登
展望が開ける 雪と木の造形
1200〜1300付近 1200〜1300付近
1200〜1300付近 1200〜1300付近
悪雪に苦労する

僕はこれで土倉山4回目。何気に地図をながめていて「ここから剱を望んだらどんなに凄いんだろうな」と思って登ってみることにした。で、初めて取り付いてみたときは、1200M付近で撤退、2回目で頂上には立ったが、眼前の剱の絶嶺はぶ厚い雲の向う。オダさんと行った3回目でようやく絶景を望んで大満足。そのときの感動をより多くの仲間に知ってもらいたい、と山行を計画、総勢9名の大パーティになった。装備は、山板5名、テレ板1名、ショート(フリートレック)2名、スノーシュー1名(紅一点)。

上市町役場に集合し、車デポ地点の早月川伊折橋の袂の林道始点を目指して出発。天気は小雪ながらさほど大崩れは無さそう、予報では午後から回復傾向。林道始点付近の車道で新雪20cm近く。気温も低く、眺めはともかく滑べりに期待していざ出発。

林道を交代でラッセルしながら一時間あまり、目指す尾根の取り付きに到着。最初は杉の急傾斜の植林地、ついで小薮のうるさい急登計100M程登ると一息つくことが出来る。山スキーデビューの山岸さんと2回目の奥村さんが遅れる。待っているとかんじきで上がって来る人二名、少し話しをしているうちに奥村さん追いつく。私は山岸さんを待つことにし、あとは先に行ってもらう。

山岸さん、初めての山スキーの登りで、かなりてこずる。大分待ってすっかり遅れてしまったが、ここからはずっと楽な登りになる。多勢でラッセルしたアトのしっかりしたトレースを辿るだけなので、のんびり行くことにする。やがて右手が開けて来るが、残念ながら剱方面はガスで展望はダメ。けっこう登ったところで酒井さんが下って来るのに出会う。用事あるので先に帰るとのこと。更に行って1200を超えた辺りで奥村さんに会う。少し休んで3人で皆なを追いかける。1300辺りで奥村さんリタイア。疲れはさほどではないが、ハラがへって動けないとのこと。天気も良くなって来たし風もないし、危険もない場所なのでメシを食いながら待ってもらうことにする。

さて、最後の登り、ちょっと急な場所があるが、先行者はスキーを脱いで上がったらしい。山岸さんは少し休んでから来る、と言ったので、スキーをデポしカンジキで来るように行って先に行く。私はずっとスキーで登り詰めることが出来た。

山頂からの展望は、残念ながらガスの向う。チラリと一瞬マッチ箱が見えただけ、もうチョイで展望が拡がりかけたが、新たな雲が厚くかかってきて残念。待つことしばしで山岸さん到着、記念写真にはいることが出来て良かった。

さて、お楽しみの滑べりだが、登っている途中から天候が急に良くなってきて、雪は新雪ながらベチャベチャになってしまった。フリトレは、登りのトレースを滑べらないと下って行かないくらい。皆なも苦労している。カンジキ・スノーシューは、こうなると速いですな。山岸さん転びマクル。林道に降り立つと、皆なヘロヘロ。最後の林道をのんびり滑べって車に到着したら4時をずっと過ぎてしまっていた。展望と雪質は残念だったが、多勢で楽しい山行だった。


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