一昨年の暮れ、平湯峠から乗鞍スカイラインを利用して猫岳を目指した事はあるが、今回は積雪も多いのでネットで度々紹介されている久手牧場から延びている尾根を登る事にした。
何時もの如く、松井車に乗り込み(毎度有難うございます)平湯を目指す。天気は上々、道路も乾いているので予定よりも早く目的地に到着。登り口は平湯トンネル(国道158)を過ぎ、最初の橋を渡った所にある。駐車スペースもあり、準備をして尾根に取り付く。じきに伐採された大斜面(ここが牧場らしい)が現れ、快適にシール登行。明け方、氷点下10度以下まで下がっていた気温も、陽が差してくると丁度良い体感温度だ。牧場を過ぎ、やや急な樹林帯に差し掛かるも作業路らしき道があり、これを利用して楽に登る事が出来た。
見通しの利かない樹林帯の尾根を行くと突然スカイラインに出た。夫婦松である。夏には賑わう広い駐車場も今は私達だけで、展望も開けてくる。この後も尾根を忠実に登るが樹林が密で帰りのスキーはちょっと苦労しそう。スカイラインのヘアピンカーブを何度かかすめ、標高2280mでスカイラインに出て、しばらくそれを利用し標高2360mで道が右に90度曲っている所から猫岳山頂を目指す。
私はどうも軽い高度障害を起したようで、一度立ち止まると次の一歩が中々出なくなる。それでも何とか仲間に引っ張られて山頂に到着。快晴微風、360度の展望が広がる。微風と言ってもそこは2500m以上の高峰。直ぐに体温を奪われてしまうので、靴を閉め直して滑降にかかる。山頂付近はシュカブラで滑りにくいが、じきにパウダー斜面になり快適に滑る。
スカイラインまで滑り込んでからラーメンタイムにする。夫婦松までの樹林帯は林間が密で視界も利かず滑りはいまいち。夫婦松から下も樹林帯だが何故か楽しめた。牧場の斜面も陽が一日中当たっていた割には雪質は良いので思いっきり滑る事が出来た。
感想としては、樹林帯が多い感じはしたがアップダウンが無いのでスキー向けのコースだと思った。とにかく天候、展望が素晴らしく、遥々?富山から出向いて本当に良かったスキー山行でした。
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