リフトを4回乗り継いで、1500m地点まで上がる。それまで降っていた雪は小降りになって、空が明るくなり始めた。そこからブナとダケカンバの尾根を交代でラッセルしながら登っていく。途中の左側斜面は雪崩が起きそうな斜面なので、慎重に登る。
1932mの前山山頂に着いたときは、雲はだいぶ晴れて妙高山や赤倉山が眺望できた。山頂には私たちの他に10名ほどが休憩をとっており、手軽で人気のある山であることがわかる。
スキー場南側の尾根に滑走を初めてすぐにまた樹林帯の中に入り、木々を抜けて滑るのが気持ちいい。雪質は適度に落ち着いた感じで、その滑り心地もよかった。ちょっと遅めの昼食をとったあと、再び滑り降りる。ガスがかかってきたので方向を確認しながら滑り、最後はスキー場との間にある谷を越えて、ゲレンデへ出た。
2時間ほどの登りで約1000mも滑走できることがとてもお得感があり、コースもとても気持ちよかった。
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