山行報告 金剛堂山西面・日尾谷

遡行経路
山域・山名
金剛堂山西面・日尾谷
山行形態
沢登り
山行日
9月24日
メンバー
尾田
コースタイム
日尾谷出合(830m)9:10=支谷出合(1040m)9:55=山頂直登沢出合(1200m)10:40=金剛堂山12:45〜13:10=日尾谷合流(1200m)14:30=日尾谷出合16:00
 
日尾谷本流 本流の滝?もどき
支谷の滝 同じく支谷の滝
頂上 登った支谷

前から気になっていた日尾谷を1人でのんびり行く事にしたが、過去の記録では下部は平凡な河原歩きが多く、あまり変化が望めないとあったので、ちょっと趣向を凝らして金剛堂山の山頂まで最短距離で行ける支沢を選択しながら遡行する事を思い付いた。当日の朝 7:00 前には日尾谷出合に到着したが、小雨(霧雨)が降り続いており少し様子を見ようと、車の中で少し待機してる間に 9:00 迄うたた寝をしてしまう。相変らず外は小雨状態が続いているが水量が増える様な雨ではなく、意を決してカッパを羽織って草の生い茂った林道を歩き始める。

1つ堰堤を越えた所で谷へ降りる踏み跡が有ったので、入渓して遡行を開始する。直ぐにもう1つでっかい堰堤が現れ躊躇したが、右岸から巻く事が出来た。後から気付いた事だが荒れた林道をもう少し行けばこの堰堤も越す事が出来た。谷は両岸が迫っている所もあるが、傾斜が無いせいか滝らしい滝が無い。標高1040mで左から来る支流に入る。傾斜が増した分滝が現れるようにり、沢らしくなって来た。5mの直爆は何とか直登する。標高1200mで真東に向かう支沢に入るが、ここからが核心部で入口から20mのナメ気味?の滝が出現。ホールドはあるが意外と手ごわい。その後も5〜10mクラスの滝が次々と現れ、直登したり高巻いたりと緊張が続く(この緊張感は単独行と言う事が大分占めていると思います)。次第に水量が減り傾斜も緩み稜線が近い事を悟る。

最後は30m程藪漕ぎをすると思惑通り前金剛と中金剛(1650m)のコルに到着(歌碑のある所)。風は無いが相変らず小雨で視界はゼロ。一等三角点のある前金剛でラーメンタイムにする。この天候で登山者は居ないと思っていたが何グループかは居た。でも殆んどが県外の人だったので二百名山巡りか。

帰りは中金剛と奥金剛(1616m)のコルより再び沢に突入。この支沢は滝が2つ程、ノーザイルで下降する事が出来た(平凡な沢)。標高1200mで日尾谷本流に合流。また変化の無い谷を下り車の所へ。

今回は登山道を利用しての周回コースを試みましたが、中々充実した山行になりました。単独でこう言う企画を出来るのも上に登山道があるからこそと、登山道の有難みを実感しました。


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