大雪警報鳴り響く中、上平村タカンボースキー場に到着。駐車場に車を停めリフト二本でスキー場上部へ。まず、松井さんが第一歩。スキーで股下とは一体何。雪は激しく視界も悪い。おまけに尾根は細くけっこう傾斜も急。私はフリートレックを脱いで担ぎ、かんじきを履く。坂川さんと2人でカンジキラッセル、その後をスキーが登る。フツー逆だろ?
一所懸命に登るが、スキー場の音楽がバンバン聞こえてくる。突然「ドドーン」と凄まじい音。何処か雪崩たか、とあたりを見渡すがガスで視界がきかない。と、またまた「ズズーン」と響きわたる。どうやら雷だ。あわててカナモノをザックにしまう。
頑張って頑張って、やっと100Mほど標高を稼いだか、ますます雪がひどくなり雷も相変わらず鳴っているので、少し早いがここらで止めにしてフライを被ることにした。フライの中でガスを焚いてもたいして暖まらない。それでもラーメンを腹に入れたら人心地着いた。
さて、帰りの滑べりだが、登ったトレースを外すと全く進まない。最後、急傾斜をゲレンデに降り立つ。ゲレンデはピステの圧雪の上に30cm以上あらたな雪が積もっている。十分山スキー気分で滑べると、森岡(夕)さん、宙返りで頭から新雪の中へ。雪に足を取られて転んだらしい。雪からスキーの先っぽだけが出ている。1人で起きられない(夕)さんを助けるべく旦那さんが救助に向かい、何とか起き上がる。
まぁ、こんな感じで駐車場に降り立つと、車には30cm以上の雪が…。駐車場の出口も良く解らないくらい積もっている。スキー場から国道へ下る道が、完全に圧雪で、その上にサラサラの新雪が被ってすべり台のように滑べる。黒場温泉で暖まって帰路についた。
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