ニ週続けて大品山(その2)

大辻山を背に登る
山域・山名
大品山(土倉山へ行けず…)
形態・装備
山スキー+プラ靴1名、山スキー+ツアーブーツ4名、テレマーク1名、フリートレック1名
メンバー
奥野(フリートレック)、村田(テレマーク)、富樫(山スキー+プラ靴)、千々石、新鞍、津田、平井(山スキー+ツアーブーツ)
山行日、コースタイム
2004年1月25日
粟巣野スキー場リフト頂上 9:15 → 大品山 13:30 〜 14:00 粟巣野スキー場 16:30

週末に近づくにつれ深くなる雪に、ワクワクしながら上市町役場に集合、伊折橋のたもと、土倉山取り付きへ続く林道の入り口を目指すが…。折戸峠のトンネルを越えると辛うじて車一台のわだちが残るのみ。早月川沿いに下り切る前の狭い部分になだれの雪が行く手を阻んでいる。これは進めない、ということで急拠行き先を大品山に変更し粟巣野スキー場を目指す。

粟巣野スキー場の駐車場に着く頃には青空も覗き、新雪は白く耀いている。リフト一本のっていざ出発。先行者のカンジキトレースを進むが、急過ぎてスキーは行けない。ジグザグを切る人、スキーを担ぐ人各自進みやすいように登り、導水管をサガンから右岸に渡る。渡ったあたりで全員スキーになる。

ずっと先行者のトレースがあり、実に呆気なく貯水池到着。張ったツェルトを撤収し、何やら話しこんでいるテレマークのパーティとすでに細尾根に取り付いているカンジキのパーティ。私はフリートレックを担いでカンジキの跡を登る。他の人達は尾根の山腹を使い大きくジグザグを刻んで頑張っている。ここは、担いでカンジキの跡を使ったものの勝ち、少し開けたところで皆が追いつくのを待って一息入れる。

ここからのラッセルは、スキーでも膝を軽く越え、フリートレックだと股下になってしまい、なかなか大変だった。千々石さんが頑張ってくれたお陰と緩斜面ではカンジキ組のトレースを使えたことで、雪の深さの割りには早く進むことができた。

大品山頂上にて

1229辺りでカンジキ組に追いつく。ますます雪が深く、大変なラッセルだ。休んでいたカンジキ組も私等が進むのを見てラッセルを再開した。ようやく傾斜がゆるみ開けたところに出たら、そこが頂上だ。13時30分。

お昼にして一息入れたら滑走開始。先週のように軽快に、、、と思いきや全く滑べらない。雪が深すぎて、先週のような快適な滑べりは全くだめ。スキーにあっというまに置いて行かれてしまう。そのスキーもほとんどターンせずに滑べっている。やはりフリートレックは、このくらい雪が深いと快適な滑べりは無理っぽい。

貯水池直前の細尾根は、苦労する人もいたが、まぁうまいこと下りてこられた。こんなところは、フリートレックの独断場である。貯水池から粟巣野スキー場も、先週はあっというまだったが、今回はちょっと疲れた。

これでニ週続けて大品山、それと袖山に行き、なんとなくフリートレックという山ファンスキーの特長が分ってきたような。普通の山スキーに較べると、ちょっと制約があるが、私にとってはそれ以上に面白い道具に思える。これからしばらく使い込んでみようと思う。


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