さて今回は、金剛堂山に源を発し大長谷川に出合う「西ノ瀬戸谷」。昼食に「素麺タイム」を取る予定で、各自「麺」「ツユ」「薬味」等を用意、7時過ぎに発電所を出発。
いきなり「おろろ」の大歓迎を受ける。たかる「おろろ」を振り払いながら林道を進み、登山道入り口を過ぎ早々に林道を捨てるが、堰堤に行く手を阻まれる。仕方がないので、林道に戻り、道が尽きるまで進んで川原に降り立つ。最初は平凡な渓相。小さな溜りやゴーロの乗り越し、シャワーで登るオチなど、それなりに楽しむと10m程の滝が現われる。右手の岩を登ろうとするけど、ちょっと恐い。左手の薮を攀じって落ち口にたつ。
滝を越えて少し進み、右又に針路を取って適当な所で素麺タイム。薬味に茗加を刻んで、茹でた素麺を沢の水で冷やすと実に美味かった。夏の沢は「冷や素麺」に限る!!
素麺タイムの後、遡行再開。次に出てきた滝は右手から巻く。巻いたところで見下ろすと、更にもう1つ直瀑が落ちているので、そのままもう1つ巻いてしまった。ネマガリダケで強烈な薮コギだったが、何とか川面に降り立ち、ふたたび遡行はじめる。
滝の上はすでに源流の様相。次に現われた二又は右に針路を取る。左でも行けるのだろうが、右の方が近そうだ。右又に入るとしばらくで水が尽き、沢筋も薮で不明瞭になる。薮をかき分け進むと草原の一画に出る。もうすぐ上が「中金剛」だった。
中金剛で一休みした後、金剛堂山から八尾登山道を下る。途中、やや道が不明瞭になる程に薮が発達していて、歩きにくい道だった。1時間15分ほどで車に到着、またまた「おろろ」のお出迎え。着替えて車に乗ると雨が降り出し、帰り道は土砂ぶりになってしまった。良い時間に下りることが出来て、良かったです。
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