遡行報告 片貝川東又谷(ひのまただん)

流域・渓谷名
片貝川源流・東又谷
目的
沢を体験、素麺・蕎麦を食う
遡行日
2004年8月22日
メンバー
清河、米澤、平井、津田、村井、奥野(L、記)
コース
片貝川東又谷取水口 7:30 → 三階棚滝 10:00〜11:00 → 桃アセ谷(地形図に名前の記載のある谷)出合昼食タイム 11:30〜12:30 → 三階棚ロープ設置 13:00〜14:00 → 取水口 15:20

さて今回は、沢初めての村井さんと今年は沢をバンバンやりたい津田さんの紅二点が加わり、ちょっとばかり華やかに行くことにする。行先は片貝川東又谷(ひのまただん)三階棚滝、目的は「沢歩きに慣れよう」「三階棚滝の巻き道にロープを付設しよう」の二つ。首尾よく三階棚滝を越えられたら、適当な所で素麺&蕎麦タイムを取るつもり。

東又谷は初めてなうえに、事前の調査が十分でなかったため、いったい車は何処まで入るのか、それが分らない。阿部木谷を分けて東又谷に入ると林道は細くなりちょっと心細い。東又谷右岸の岩壁を大きく登り、素掘りの隧道を抜け最終取水口付近まで車は入った。

身仕度調えて出発、まずは堰堤越えから始まる。二つ連続で現われる堰堤は、何れも左(右岸)から乗り越す。堰堤を乗り越すと大きなゴーロの広い谷。ヘツリや落ちの巻きなども出て来て、なかなか。やがて、右手から「モモアセ谷」が合流する。ずっと上まで滝の連続が見える、凄い谷だ。モモアセ谷を見送って更に進むと、やがて行く手に巨大なオチが見えてくる。三階棚滝である。流れの真ん中にハサマッテいるのは、考えられないくらい巨大な「イシコロ」。

この三階棚滝の右側(左岸)の草付きには巻き道がある。上流・下流双方側にロープが下がっているはずだが、下流側のロープは流されて無くなっている。ロープ流失は、事前に情報を得ていたので、今日の目的の1つが巻き道のロープ布設なのだ。まず、私(奥野)がビレーして米澤さん立木にランニングを取りながら乗り越し地点まで登る。30mザイルいっぱいでビレー解除、続いて皆がプルージックでバックアップを取りつつゴボウを引いて登り、最後に私。向こう側下行は、練習も兼ねて懸垂1ピッチで降りた。

無事滝を越えてしばらく進むと、桃アセ谷(こっちは漢字で「桃」)出合い。ちょうど良い按配に腹の虫がなきだしたので、終了点とし素麺・蕎麦タイムとシャレこむことにした。素麺・蕎麦で腹がふくれたら巨岩をバックに記念撮影。巻き道下流側のロープ付設も無事終わり、帰途につく。帰り道ではしげっちの華麗な泳ぎの披露もあって、楽しく無事今日の目的を果たせました。さて、来週は出合から滝が続く三階棚上流側の「桃アセ谷」。見事稜線に出られるか、乞御期待!!

三階棚巻き道上流側の下行で懸垂の練習(Mちゃん)
同左つだっち
ザルを忘れてきたので…
茹であがりを待つ
大岩をバックに
泳ぐしげっち

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