遡行報告   赤木沢

夕ちゃん、ハジメさようなら
大阪に行っても元気で
二人仲良く、今度は、ベイビーが楽しみ!!
渓谷名
黒部川源流域赤木沢
遡行日
2004年7月31日〜8月1日
コース
7月31日
折立 7:00 → (真川本流を遡行し) ハゲ谷出合 → ヤクシ谷出合 8:30 (ヤクシ谷を遡行し) → 太郎山の稜線 12:30 → 太郎沢下行 14:00 → 薬師沢下行 → 15:40 薬師沢小屋(泊)
8月31日
薬師沢小屋 5:40 → 赤木沢出合 7:00 → 大滝 8:45 → 赤木岳のすぐ横 10:25 → 北ノ俣岳 → 太郎平 12:15〜12:45 → 折立 14:55
メンバー
● フルコース
福田(L)、清川、奥野
● 太郎から登山道で薬師沢小屋に入る
森岡夫婦(夫記)
● 残念太郎まで
津田、平井

富山から転勤になったが、これまで一度も沢登りをやっていなかったのが心残りだったので、夏休みを利用して赤木沢に行った。

まず一日目は薬師沢小屋までヤクシ谷経由でいった。先週にも同じ沢を登っているのでみんなのペースが速いが、ヤクシ谷出合まではそれほどの苦労はなく進んでいく。沢靴のおかげでどんどん川の中もいけるのだが、最初はなれていないので、服が水に濡れるのが嫌で、なるべく深いところは避けていた。しかしいったん濡れるともう慣れてきて、まあいいかという感じになる。

ヤクシ谷出合からは大きな岩を乗り越えていく。岩登りみたいで面白いのだが、荷物もあり結構疲れてくる。途中の滝は結構大きくて、水しぶきが飛んで涼しく、休んでいても快適だった。滝二箇所は巻き道をいくが、急傾斜で、藪漕ぎをしているときは周囲がどうなっているかわからず、どこまで登ったのか不安になる。沢はだんだんと細くなり、やがて水もほとんどないところへでて、まもなく開けた草原に出た。頂上付近での深い藪漕ぎもなく、快適だと思っていたが、意外に歩きにくく苦労した。しかし沢も含めて登山道にない風景を見られて気持ちよかった。

登山道までは思ったより早く着いた。ここから奥野さんたちは引き続き沢くだりにむかったが、薬師沢小屋までは登山道を行った。暑い登山道から沢を見るとやはり涼しげでうらやましかったが、歩きやすさはこちらが上だった。

薬師沢小屋に着いて予約の確認をすると、小屋の人から「お連れさんは太郎小屋に泊まるそうです」、といわれた。遅れていた平井さんと津田さんは、どちらかが怪我をして、明日の沢登りは断念したようだった。怪我の様子が気になったが、それほど重大ではなさそうとのことだった。しばらくして奥野さんたちも合流。夕方まで川辺で持ってきたアルコールを楽しんだ。

翌日は朝5時40分頃に薬師沢小屋を出発。黒部川本流から赤木沢出合を目指した。昨日の沢と違って、川幅が太く水流も多い。流れも強いので、どこでも渡れるというわけでなく、ルートも一、二ヶ所引き返したりしながらだったが、これでもいつもよりは水量が少なく、速いペースだということだ。赤木沢出合は、小さな滝の先に大きなプールのようなところがあるところで、きれいなところだった。これからの赤木沢がどんなところが期待を膨らませて、しばらく写真撮影。泳ぐにも絶好の場所だが、水温が低いので、誰もそんなことはしなかった。

赤木沢に入ると次々と滝が出てくるが、ほとんどは沢沿いをいけるものだった。両側には崖が迫っているようなところが多かったが、明るくて快適な沢だった。河原みたいなところがほとんどなくて、滑床と滝の連続で、写真撮影ばかりやっていたら、清川さんのカメラの容量が足りなくなって、前日に撮った分を削らなければならなくなった。

周りの景色を楽しみながらだったので、それほど疲れることもなく、大滝までたどり着いた。しばらく休憩して巻き道を滝の上までいった。そこから先は沢がだいぶ狭くなっていた。最終的には枯れ沢を登って、また草原をしばらく歩くと登山道に出た。太郎小屋を経由して、下山したが帰りは長く辛かった。

天気にも恵まれて、きれいな沢を二つも遡行でき、大満足の山行でした。まだまだ富山で行きたいところもたくさんあるので、できるだけ早く富山に復帰したいと思っていますので、その際にはよろしくお願いします。

太郎沢を下る 小さなヘツリ ふくちゃん
太郎沢にて 太郎沢最後(遡行なら最初)の滝 ここから1日
ここから少し巻くか… おー、出合だぜ!! 出合でバンザイ
出合はホントに美しい いきなりカンドーの赤木沢 感動しっぱなし
カメラのメモリが 足らなくなっちまった まだまだ続く、滑の連続
大滝 とうとう感動のフィナーレ

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