遡行報告   美ヶ谷(五箇山・梨谷支流)

秋晴れの一日、沢で水と戯れる

三段の滝
流域・渓名
五箇山・梨谷支流、美ヶ谷
遡行日
2003年10月18日
メンバー
高橋、加納、奥野(L、記)
コースタイム
車デポ8:30 → 入渓8:40 → 稜線10:50 → 見晴らしの良いピーク(昼食)11:00〜11:30 → 車デポ地点13:00
ニ万五千分の一地形図
梨谷
美ヶ谷 美ヶ谷 美ヶ谷

秋晴れの一日、沢で水と戯れようと五箇山・梨谷支流の美ヶ谷を遡行した。

国道304号線を登り、平スキー場へ行くように旧304号線を進む。スキー場を過ぎ鍋床橋を渡って少し先の林道を左手に入る。舗装が途切れてじきの左手に駐車スペースがあるので車をデポ、身仕度調えて歩きだす。天気は上々、「非常に美しい沢」ととやま山ガイドに紹介があるので、期待しつつ入渓する。

少し歩くと滑床が現われ、小さな滑のすべり台もあって、渓も明るくたいへんキレイだ。沢蟹の歓迎も受ける。滝も現われ、快適に登る。三段20Mの滝は、左岸(右)から巻く。直登もできそうだが、岩が苔でヌルヌル滑べって難しそうだったので、楽に行ける方を選ぶ。右手の小沢を手懸りにヤブを少し登ってトラバース、三段目の落ち口で流れに戻る。右岸のヤブを手懸りに一段下りて写真を撮る。左岸の樹上に大きなスズメバチの巣を発見、ヤブを潜っているときに襲われずに済んでラッキーだった。

三段の滝の上流は、平流れになる。二俣で少し休憩、右か左か悩むがとやま山ガイドの紹介のとおりに右俣を行く。すぐに滝が現われ、その先次々と小滝が出てきて退屈しない。やがて流れが細くなるが、それでもヤブにならず、面白く登ることができた。

流れが完全に無くなったところで一息つく。右手の方へヤブを少し漕ぎ、さらに少し登ると鉄塔の巡視路に出た。巡視路を右手(北東)に辿ると左下から同じく巡視路が交わり、小さな案内板によると、そっち方向が林道らしい。林道へ下る杣道をやり過ごし少し進んでみると、見晴らしの良い尾根上の一画に出た。景色をおかずに昼食とする。

昼食後、巡視路を更に進んでみるが、じきに行き止り、「林道へ」の案内板に戻り、案内板にしたがって杣道を下る。落ち葉で滑べりやすい杣道を暫く辿ると林道。林道を歩き、旧国道304号線に出て旧国道を車デポ地点まで下った。秋の日差しも風も気持ちよく、紅葉がはじまった山々は穏やかで、良い散歩になったところで車に到着。


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