山行報告   新穂高・雪訓(にならなかった?)

降り積もった新雪
降り積もった新雪

一瞬、西穂高が見えた
山域
新穂高・千石平
山行日
2003年12月21日
メンバー
吉田(L)、大島、加納、奥野(記)

新穂高温泉からロープウェイで千石平に登り、西穂高独立標高点までを登ることで、暮れから正月の山行のトレーニングをしようとやっては来たんだけど…。新雪のラッセル、アイス・岩ミックスのアイゼン歩行、ザイルワークの基本等、メニューは用意されていたが、千石平に着いてみると全くトレースナシの白銀の世界。カンジキ装着で腰を越える積雪。空荷でも物理的に前に進まない、大変なラッセル。結局、お昼頃まで交替でラッセルして、西穂高山荘まで半分程度の地点までしか進めなかった。

スノーシューは、ここまで雪が深いと先端が潜ってしまい浮力を活かすことができない。取り回しが楽な分、輪カンジキが有効だ。勾配が殆どない水平なところのラッセルは、登りとかわらないくらい大変だった。

時間はまだ早かったが、これ以上頑張ってもラッセル訓練以外に何もできない、ということで早々に引きあげ、千石平のロープウェイ駅で播隆汁で暖まって帰ることに。帰りの道は圧雪でツルツル、二度程滑べって怖い思いをする。核心部は新穂高温泉手前辺りの圧雪の道だった…。それにしても、カンジキも持たないたくさんの登山者が来ていたが、彼ら(彼女ら)は無事西穂高山荘に着いたのだろうか?


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