富山県勤労者山岳連盟交流登山涸沢組の参加者は、富山ハイキングクラブから1名、富山勤労者山岳会から7名の計8名。コースは徳沢を発ち奥又白出合から屏風のコルを経てパノラマコースを涸沢にいたり、横尾を経由し徳沢に帰り、テントをたたんで上高地に帰るというなかなかの強行軍、総歩行距離は20Kmを軽く超える。見所は、屏風のコルからの涸沢・穂高の山並。
朝、今日の好天を予感させる青空をあおぎ出発。まず、桂川を右岸へ渡り奥又白出合を目指す。遭難碑あたりで山にかかったガスが晴れ、はるか頭上にこれから登る山並が見える。道はじきに樹林の登りになり、ひと頑張りで分岐点に出る。直進で奥又白池、私たちは右へ屏風のコルを目指す。
荒涼とした奥又白谷を渡って山腹の道を登る。トラバース気味から慶應尾根を超え、コルへ向けてジグザグを頑張る。大汗かいたところで屏風のコル。交流登山参加の他のグループと交信後、ザックをおいて屏風の耳へ登る。岩場や細尾根をまじえ30分たらずで屏風の耳。記念写真を撮ってコルヘ戻る。屏風の耳からの展望は、ガスでイマイチだったが、晴れていれば如何ばかりか。
コルから涸沢への道は、急斜面の山腹トラバースの険路。残雪が残っていたら、通過にかなり苦労しそうなかんじ。9月も中旬なら雪も完全に消えているので通過には問題ないが、距離以上に疲れる道だった。涸沢に着いたらヒュッテ前で小休止。売店で売っていたトマトが美味かった。
涸沢から横尾へ下る道は、良く踏まれて傾斜も緩やかで快適に通過できる。徳沢を出てから涸沢まではほんの数パーティとすれ違っただけだったが、ここは次々と登って来る大勢の人に挨拶を交わすのも億劫になるくらい。お昼すぎに横尾に到着、小屋の食堂でラーメンを食べて上高地を目指す。徳沢でテントを撤収し、大勢の登山者や観光客に雑じって夕方上高地着、無線で連絡をとっていた富山ハイキングクラブ・徳本峠組と落ち合うことが出来た。
日ごろあまり往来のない労山傘下の他のクラブの人といっしょの山行は、ちょっと新鮮で中々楽しかった。時々交流山行をするのもいいものだとおもった二日間でした。
富山労山のインデックスへ。
富山労山のホームページへ。