会山行にしては少なめの5名が参加し、車1台で和田に向かった。デポ地から鉄塔までを和田川に沿って歩く。始めは平坦でまあまあ硬い雪だったので、カンジキ無しでも大丈夫だった。僕は買ったばかりのコンパスと地図を見ながら歩いた。今日のテーマはコンパスと地図を使って、ルートファインディングをすることである。
1時間で尾根末端の鉄塔に到着した。ここからは急な登りが始まるため、カンジキを履く。雪が少なく、土がむき出している箇所も結構ある。雪の上、土の上、木の枝の上を歩きながら、888M峰に到着した。ここから山頂までは緩やかな登りになる。
途中、柳の木が芽を出していて、春だなあと感じる。やがて、広々として眺めの良い山頂に到着した。そこからは大日岳や弥陀ヶ原が見えたのだが、風がとても強かったため、少し下ったくぼみでテントを被り、食事をした。
帰りは947M峰を通って下山する予定だったが、まちがえて911M峰へ来てしまったため、木だらけの歩きにくいヤセ尾根を下りた。こういう時のための地図とコンパスなのに、等高線の山と谷との区別もできなかった。
その後、和田川の支流沿いをのんびり歩き、デポ地に到着した。白樺ハイツの風呂場からさっきまで登っていた山域を見たが、どのピークも同じに見えて、よくわからなかった。まだまだ僕には山が大きく見えるのであった。
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