山行報告 乗鞍岳
- 【山域】
- 乗鞍高原スキー場〜乗鞍岳(3026m)
- 【目的】
- 山スキー
- 【日時】
- 2001年3月20日
- 【メンバー】
- 宮崎(L)・鈴木(拓)・鈴木(祐)・福田・森岡・安田(記録)
- 【記録】
- 富山市民病院6:15〜乗鞍高原スキー場8:15〜リフト頂上(2000M)9:14〜30
位が原10:50〜肩の小屋(2800M)12:10〜剣ケ峰(3026M)13:40〜45
肩の小屋14:03〜20〜乗鞍高原スキー場駐車場〜ペンション16:30〜17:50〜富山市民病院19:53
スキーツアーの本や山スキーのホームページ等に乗鞍岳は、厳冬期でも比較的天候が安定していて、いくつかのコースがあり、その中でも乗鞍高原スキー場から乗鞍岳をめざすコースは、リフトを利用して1日で山頂を往復できる魅力があるコースだと数多く紹介されていた。ぜひ乗鞍へ行きたいと思っていたのですが、日曜日の日程があわなかったため20日春分の日に行くことになった。
AM6時富山市民病院に集合、参加者6名車2台で出発(晴天)8時15分乗鞍高原スキー場着、回数券3枚(900円)買ってリフト3本乗り継いでリフト終点(2000M)に着きシールをつけ9時30分出発した。
切り開かれた樹林帯を行く、雲ひとつ無いくらいの晴天だったのと所々にペンキ印や標識が付いているので迷うことはなっかた。10時50分、位が原から森林限界となり乗鞍岳の斜面がはっきり見えてくる、あの斜面を滑りたいと思いながらシール登行で登る。福田、森岡は快調に登って行く、二人からかなり遅れてしまった。
12時10分肩の小屋着、一般的にスキーをデポしてピィケル・アイゼンで山頂を往復するのだが、私はこの尾根の東側斜面を滑りたいと思いながら登ってきたのでスキーを担ぎ頂上を目指すことにした。温度計はマイナス2度だが、風がかなり強くおそらく体感温度はマイナス10度ぐらいだと思う。風が非常に強かったため体が振られ歩きづらかった。
途中の鞍部でスキーをデポし頂上3026m(13時40分)でエビのシッポがびっしり付いた山頂で記念撮影をして引き返したが、私は尾根の東斜面の滑降を撮影してもらうためスキーをデポしたところでみんなが撮影ポイントまで降りるのをじっと待った。時間にして20分ぐらいだったの思うが、風の吹き上がりが、かなり強く、まゆ、もみあげのあたりがうっすら凍ってきた、3000Mの稜線の厳しさを体感することができた。
そして、みんなの姿が豆粒ぐらいに見え、手を振っているように見えたので滑降を開始した。最初のワンターンした瞬間、斜面の硬さに驚いた。まるでコンクリートの上を滑っているような感触だった。また強風で発達したシュカブラのため硬い波のようになっていて飛ばされそうになったため思わずスタンスを広めににした。それでも障害物が何一つないバーンを滑り、みんなの居る所にあっという間に着いた。後ろを振り返り滑った斜面を見てゲレンデでは味わえない山スキーの醍醐味が味わえ満足でした。
15時15分、位が原を過ぎた樹林帯で、今滑ってきた乗鞍岳を見ながらラーメンタイムにした。16時、乗鞍岳高原スキー場駐車場着16時30分ペンションでお風呂(500円)に入り帰りました。
今日は山スキーと冬山の世界を味わうことができ非常に有意義な一日でした。
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