6時に待ち合わせの上市役場駐車場を出発。馬場島手前の早月川と小又川の出合(620m)から4キロほどデコボコの林道に入り、コット谷を少し越えた発電所取水口(960m)まで車で入ります。林道入口のゲートは閉まっている場合があるそうですが、この日は開いていてうまい具合に車で入ることができました。
発電所取水口に車を止めて登山を開始。谷は5・6mの巨石がけっこうゴロゴロしていて歩きにくく、川幅が広くて水量も豊富なので徒渉ポイントは慎重に選ぶ必要があります。しばらく川の左岸をずっと進みますが、途中サンハリ谷出合(1,090m)を越えたあたりから渡渉が始まります。
本には「サンハリ谷を過ぎると水量は減る」と書いてあったのですが、カスミ谷・大日山谷出合まで水量はほとんど減らなかったと思います。更に進むと谷は右へ直角に曲がります(1,280m)。ここはちょっとしたゴルジュ帯で谷は雪渓に覆われていました。右岸の雪渓は一部崩壊していましたが、左岸側から雪渓に取り付いて雪渓をクリア。前回白萩川での反省からピッケルを持ってきていて正解でした。
遠くに見た滝は本に書いてある図からしておそらくカスミ滝だったと思いますがどうもハッキリしません。それはカスミ滝にしては思っていたより規模が小さいように見えたからですが、谷は崩壊が進んでいるようだったので、土砂に一部埋まったのかもしれません。
帰り、怖いスノーブリッジをくぐり出合まで戻って昼食。その後順調に下り13時50分駐車場に到着しました。
この谷は巨石がゴロゴロと川を埋め、水量が多くて流れが速いので渓流を楽しむのはちょっと向いていない印象です。しかし、大日山谷を遡り大日岳へ行くバリエーションルートとしては面白いのではと思いました。
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