山行報告  権現岳〜鉾ヶ岳

山域山名
権現岳(1104m)〜鉾ヶ岳(1416m)
山行目的
会山行:深まる秋を堪能する
山行期間
2000年11月12日
メンバー
宮崎、有沢、酒井(明)、福田、藤田、安田、大塚、奥野、新村、会員外1名、野間(L、記録)
コースタイム
立山IC 6:00 → 権現岳登山口 7:25 → (この間車デポ) 出発 8:25 → 胎内洞 9:30 → 権現岳 10:30 → 11:35 突鶏峰 11:45 → 2:20 鉾ヶ岳 13:15 → 15:45 島道鉱泉 16:40 → 立山IC 18:30

もう妙高の外輪山はすっかり雪に覆われている。おそらくこの雪が根雪となるのだろう。朝、パッとしなかった天気も晴れ上がって来て一安心。

さて、車を島道鉱泉にデポしようと林道に入ったが、この道は山越えしなければならず、えらく時間がかかってしまった。インターよりの県道を利用した方が早かったようだ。それでも、登山口を予定通り出発。いきなりの急登が続く。岩の露出したところが多く、濡れているのでよく滑べる。ロープを張った急な岩場がこれでもかと続き、アクロバチックな登りを楽しめた。こういう山、富山にはあまり無い。

岩の切れ目を縫うように行く「胎内くぐり」は意外と明るかった。途中、宮崎さんの携帯がかかり酒井さんが近くに来ていることを知る。権現岳が近付くと雪が現れた。頂上は展望が良く、目指す鉾ヶ岳への稜線が良く見える。突鶏峰に着くと酒井さんが追い付いて来られた。すごい脚力である。ここから一端鞍部に降りて、最後の登り返し。落葉の上の雪程厄介なものは無く、滑べりまくる。

鉾ヶ岳山頂で10cmの積雪。展望は素晴らしく、特に焼山は火砕流の跡に沿って雪がついており、さながら墨絵を見るようである。4月に行った放山〜空沢山の山スキーコースも確認できた。

島道鉱泉への登山道はこれまた猛烈な急坂が続く。細尾根で谷側が切れ落ちているところも多い。残雪、積雪期の登山は危険極まりないだろう。三重の滝は水量も多く見事であった。去年、金冠山を経由したときも懸垂下降ぎみに降りるところがあったが、ここも最後はまるまる50m近くダブルロープにつかまって降りたりでびっくりした。けっこうハードな山行だった。

島道鉱泉はひなびた風呂で、おばさんも愛想がよく、山の疲れがすっかりとれた。シャクナゲの咲く6月に訪れてみたいと思った。(お風呂300円、安い ^^)


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