山行報告            西穂高岳

山域・山名
山行形態
雪山登山
山行日
2008年2月2日〜3日(テント泊)
メンバー
坂川 田中
コースタイム
1日目=大沢野〜新穂高ロープウェイ〜西穂山荘
2日目=西穂山荘〜独漂〜山頂〜独漂〜西穂山荘〜新穂高ロープウェイ〜大沢野


厳冬期の山に行きたくて、かつ1泊でということから 、西穂高岳に行きました。天候がよく、風が弱く、雪も新雪で柔らか く、最高のコンディション。
途中で会った単独者が、 「我々が行くならオレも」という感じで同行することになりしました
その人は、慣れた足取りの方で、常に先頭で少し危険なところも普 通に軽快に行く人でした、私は「ちょっと大胆な人だな 」と感じていましたが、
まあ三人で山頂までは順調でした。
しかし下山中に後ろの田中が滑って、先の坂川を巻き込んで二人で10mほど滑落し ました。幸い自然に止まりましたが、危険な思いをしました。
(原因はクランポンのアンチスノープレートが滑ったと思う)
その後、先頭の単独者がルートを間違えた。我々は止まって坂川さん のGPSで確認していると、単独者が一人で先に進んで行きました
そこが急斜面だったので私が「ロープなしで危ないですよ 」と言った少し後で、その人が滑落! 5mほど落ちたところでその人のピッケルが腕から外れました。
もうその人は成す術無く落ちて行きました。私はみてるだけで何も できません。
ずっと見てる間、「マジかよ→止まらないぞ →助けに行かなきゃ→下山が遅れるな→明日仕事を休まなければ →うわあ大変なことになったな」という事を考えて
ました。80 〜100mくらい落ちたでしょうか?自然に止まりました 。それも何にもぶつからず。単独者はケガすることなく登り帰して来 ました。
ビックリしましたが問題なくてほんとに良かった。
その後ルート修正のため登り返して、慎重に下山しました 。山荘前でその単独者と別れ、テントを撤収して下山しました。



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