山行報告        立山川

山域・山名
馬場島〜剣御前小屋(2750m)
山行形態
山スキー(偵察)
山行日
2007年4月15日
メンバー
尾田
コースタイム
剣センター前5:10〜馬場島500m先6:05 〜毛勝谷出合8:20〜稜線12:05〜剣御前小屋13:25〜毛勝谷出合15:50 〜剣センター前17:15


剣センター前にはまだゲートが掛かっていましたので(帰りに馬場島荘で確認したところ開通は26日前後と言う事でした)
自転車(20インチ、6段変則)にまたがり、てくてくと馬場島の先500mまで漕ぎ続けました。
立山川に架かる橋を渡ると雪が見え始めましたが5月中旬から下旬の量です。

立山川下流域毛勝谷出合より上部の様子

小糸谷出合い付近でシール歩行としましたが、取水口の手前で幅50m程のデブリが有り、スキーを外す。
取水口から100m程行くとデブリが谷を埋めていたので、ここで右岸に渡る。
東大谷出合まではデブリが酷く、滑降どころかシール歩行も間々なりません。

上部を仰ぎ見る

標高1600mを越えると斜面は綺麗になり雪量もたっぷり有ります。
標高1800mから室堂乗越には行かず、尾根を挟んで左の谷を登りました。
この谷は稜線まで真っ直ぐに伸びており直ぐに分かります。
シール歩行も楽に出来る傾斜なのですが、新雪の下にアラレの層があり、
一歩踏み込む度にズルッと後退して中々前に進みません(これがホントの蟻地獄ラッセル)。
稜線まであと200mが本当に辛かったです。

稜線より室堂の様子雄山方面立山川を振返る剱岳剱御前小屋

稜線に出てから剣御前小屋までは適度な雪質で快適なシール歩行が出来ました。
シーズンも近いのに小屋はまだオープンの準備はしていないようでした(2階の窓ガラス
が割れていた)。風が強いので直ぐに滑降の準備に取り掛かる。
苦しんだ谷は未だサラサラの状態で残っており超快適に滑る事が出来ました。

滑降のあとを振返る


下部のデブリラントを我慢すれば今月いっぱいは大丈夫かもしれません。

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