山行報告   尻高山

尻高から剱岳
山域・山名
尻高山
山行年月日
2002年1月20日(晴)
メンバー
奥野(L)酒井夕、高木、坂川、宮崎、萩原、福田、平井、富樫、新会員2名、会員外1名、新村(記)
コースタイム
東パーキング(6:30)-登山口(7:40)-753M(10:30)-山頂772M(10:30〜12:00)-登山口(14:00)

記録

久々の山行の為か、遅刻したらまずいという思いからか、前夜なかなか寝つけず、結局2H位しか寝ないまま朝を迎え家を出る。外は、未だ暗い。出発しようと思ったら、フロントガラスに、霜が張りついて真っ白け。お湯を取りに家へ慌てて戻る。ここで15分のロス。

6:30ジャストパーキングに、滑り込む。途中、正面に見える立山連峰の、濃紺のシルエットが美しいのでずっとこのまま見て、“山行は止めよっかなー”とも思ったが、それをすると会での、身の置き場が無くなるので止めとく事にした。

7:40登山口出発。雪面には、3つ4つ動物の足跡が、不規則な列を描いている。いきなり、杉林の急斜面。怠けた体には、辛い。登っている途中、先日打ちつけた尾てい骨が痛むのに気付く。力を入れると、尚痛い。幸か不幸か、今判った。

出発時“今日は、かんじきいらんぜー”と、大方の人が言っていたので付けずに歩く。 1歩目でごぼる。2歩3歩で、ごぼごぼ。日陰だからしまってるだろうと足を降ろしても、これ又ごぼっ。これが、山頂以外虎谷集落まで、続く。右足の付け根が埋まる。抜こうとフン張った左足がこれ又、埋まる。両足がなかなか抜けず、もがく。列が何度か、途中で詰まる。

進むうちに、左手に真っ白い山の頂きが、間近に見えてくる。駒ケ岳か? 右手には、ミラージュランドを中心に海まで見渡せる。

休憩途中“何でピンクのカッパなんですかぁー!”と、いきなりU子に、ケンカを売られる。山で、ビール.酒を売っているのは知っていたが、こーゆーのも売っているとは知らなんだ。山の便利帳に書いておこう。

最後の登り。ひと汗もふた汗もかく。先頭はと見れば、首が後ろへ反り返る。先行の人が、ステップをつけてくれた後に足を置くが、次第に歩幅が合わなくなり足がつらい。間に、もう一蹴入れて最後まで登る。

山頂は、だだっ広い。と思ったら、下ってもう1度登り返したところでお昼休憩。毛勝から薬師一帯の山々が、すっきりくっきり見渡せる。空は、気持ち良く晴れている。ラーメンもおにぎりも“んっまい!”来て良かった。猿の手型も見れたし。

帰りは、異なるルートで行く事とした。虎谷の集落へ出る予定。少し下ったところで、そう楽に降りられるルートでない事が判明する。疲れてきたので、少し歩いては、お尻でシュルシュル滑り下る。こりゃー楽ちん楽ちん。途中、何十回目かの両足ごぼりの時、私の左手横をゆーっくりスローモーションの様に女性がスベッて行く。充分手の届く範囲だったので、余裕でザックの一部を掴んだと思ったが、左手人差し指第一関節が引っ掛かってすぐに離れた。幸い何事も無かったが、これがガチガチの面だったらと思うと恐かった。

この斜面で、自分も含めて4人程ツツツーッと滑る。最後は、不本意ながら、お尻で小早月川支流左岸に到着。徒渉して右岸に渡り、あとは日だまりの中をゆっくり歩き、春山の雰囲気を楽しむ。途中、“これがデブリね”と、Tさんに教えてもらう。2箇所ばかり有った。右手に、“白倉山登山口”の標識がありこれを過ぎて、虎谷集落、朝の出発点へと戻る。みのわ温泉で、汗を落として帰途に着く。(¥510 毛染めは禁止です※注)

で。えーっとですね。結局、かんじきは使わなかったんです。でも、オモシロかったです。


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