山行報告   猪谷川

山域・山名
猪谷川(唐堀山)
山行目的
沢登り
山行年月日
2002年5月26日
参加メンバー
山岸、奥野(記、L)
コースタイム
猪谷川常虹の滝流しソーメンの上流で堰堤のソバに車を停めスタート(336M) 7:50 → 最後の堰堤(560M) 9:25 → 最初の滝(3M×2) 11:00 → 昼食 11:20 - 11:30 →(この間滝が三つ程、最大5M)→ 流れが消える 12:20 → 唐堀山(1159M) 13:00 → 最後の堰堤 15:30 → 遡行終了 16:30 → 車に着 16:55
参考データ
二万五千分の一地形図 … 猪谷
唐堀山の座標 … 北緯36度26分46秒,東経137度11分44秒

今シーズン最初の沢登りは、「常虹の滝流しソーメン」で知られる神通川水系の猪谷川にしました。今年の冬に西新山に登り、その時アプローチにこの川左岸沿いの林道を辿ったとき、なんとなく気になって地図で確認すると、流れは唐堀山に達しています。うまく行けば、唐堀山に登れるかも知れない、と思ったのでした。同行者は、水歩きが初めてという山岸君。でも、体力や難所の突破力はばっちり。

国道41号線を南に進み、猪谷の集落を過ぎて右側に「大滝流しソーメン」の看板のある猪谷川左岸の林道に入ります。常虹の滝への降り口を左に更に奥に進むこと約500M、林の中左手に下に降りて行く分岐に出ます。この分岐を左に進むと河原で堰堤のすぐそば。ちょっとした広場のようになっていて、数台車を停めることが出来ます。車を停め沢靴を履いてスタート、最初は林道、すぐにフミ跡。

しばらくは、左岸沿いのふみあとをたどります。堰堤を越えてやや流れが広くなるとフミ跡も消えて流れに入ります。水量は膝下で、多くても膝上程度。滑べる石の流れをどんどん進むとまた堰堤。左岸から越えたら、薮が深かったので一旦降りて右岸から越えて、もう堰堤はありません。人の入った形跡は、この先はほとんどありませんでした。

相変わらず、単調な川歩きですが、途中この標高にもかかわらず雪が残っている所があったり、小さな滝が出て来たりとそれなりに楽しめました。滝を一つ越えて昼食をとって、ここらで帰ろうかと話したのですが、もう少し先に行ってみることにします。滝が連続で二つ程出てきて、これらは簡単に直登できました。

そろそろ、唐堀山の稜線への流れと唐堀山に直接突き上げる流れの二俣に出ると思ったのですが、わからずに過ぎてしまいました。いくつかの二俣は、流れの大きな方を選んで登って行くと、雪に埋まった小さな谷に出てそれを詰めてみることにしました。最後は笹薮を漕いでぐっと登ると、そこは唐堀山頂上付近。

唐堀山の頂上を踏んで、来た道を戻ることにします。先程出てきた薮に再び突っ込んで、雪の小さな谷を下り、いい加減疲れてきたあたりでようやく最後の堰堤にたどり着きました。小さな川とタカをくっていたのですが、意外と流程が長く車に帰り着いた時はクタクタです。唐堀山に登れるとは思っていなかったので、それはそれでラッキーでした。ススタケの季節が遡行適期で、予め、唐堀山登山口に車を回しておけば、沢の入門に良さそうです。


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